現在、岐阜県多治見市のモザイクタイルミュージアムで開催中の企画展 「青の誘惑 ― タイルに見る青の世界 ―」(2025年5月18日まで開催中)に、エクシィズも協賛企業として参加しています。

本展では、タイルメーカー・商社27社が選りすぐった「青色」のタイルを提供し、会場内の「ホワイトキューブ」と呼ばれる内部全面を青で満たすインスタレーションが展開されています。今回は、展示内容の一部と青色タイルの魅力をご紹介いたします。

青色タイルの魅力

雑誌やインテリアの特集でもたびたび取り上げられるなど、今や“青色タイル”は一つのジャンルとして確立されつつあります。タイルの中でも、とくに「青」が持つ不思議な魅力に惹かれる方も多いはずです。

そんな青いタイルですが、実は東濃エリアと歴史的なつながりがあります。戦後間もない頃、アメリカの戸建住宅に設置するプール用として数多くの青いタイルが輸出されていました。
タイル業界では、「プールタイル」と呼ばれるジャンルが生まれるほど、青いタイルは人気を集め、今なおその技術と美しさは受け継がれています。

  • 貴重な収蔵品もご覧いただけます

そして、企画展の舞台である「モザイクタイルミュージアム」には、そうした歴史ある青色タイルも収蔵品として展示されています。中には、なかなかお目にかかれないような珍しいデザインもありましたが、どこか懐かしく、身近に感じられる雰囲気もあって、不思議な魅力を放っていました。

  • 旅館や銭湯などで目にすることが多かったマジョリカタイル
  • 変わりダネのタイルも展示されていました

この展示では、そんな青色タイルの「今」と「昔」が同時に楽しめるのも見どころのひとつ。見る人それぞれの中にある「青」の記憶や感情を呼び起こしてくれるかもしれません。

ホワイトキューブ

今回の展示の中心となるのが、「ホワイトキューブ」と名付けられた白い箱型の空間です。
ギャラリー内に設置されたこのホワイトキューブは、四方2.7m・高さ2.4mで、2つの出入口が設けられています。

中に入ると、242枚もの青いタイルたちが壁一面にずらり。弊社からは、アートチップモザイクギヤマンモザイクながし をはじめとした15製品を出展しています。タイルごとの表情や質感の違いも、ぜひじっくりとご覧いただきたいポイントです。

入口はあえて少し低めに設計されており、腰をかがめながら足を踏み入れた瞬間から「青の世界」に包まれるような感覚に。
キューブの中には、畳を敷いた小上がりがあり、靴を脱いで上がることも可能。立ったまま見る景色、畳に腰を下ろした目線、正座して眺める角度など、見る位置によって「青色」の印象が変わってきます。

ただ見るだけでなく、空間の中で感じることで、タイルの奥深さや「青」という色の魅力がよりいっそう際立つ体験ができる、そんな場所になっています。

まとめ

今回、モザイクタイルミュージアムにて開催中の企画展「青の誘惑」より、収蔵品の青色タイルと、ホワイトキューブ内に展示されたタイルについてご紹介しました。

ホワイトキューブの意匠やこだわり、写真では表現しきれない「青色」の奥深さ、美しさなど、本記事ではお伝えしきれなかったことがたくさんあります。
タイルという素材が持つ可能性と、その一枚一枚がつむぎ出すアートの世界。ぜひ会場に足を運び、全身で「青の誘惑」をご体感ください!

エクシィズでは、無償でサンプルをお送りしております。ぜひ一度お手に取って、質感や釉薬による繊細な色合いをお確かめください。サンプルをご希望の方は、コンタクトフォームよりお問い合わせください。
※一部の製品については、色見本のみ無償とさせていただいております。あらかじめご了承ください。

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