建築資料研究社が発刊する建築デザイン専門誌『CONFORT(コンフォルト) 186号』に、弊社のecoRevo®(エコレボ)の製品が紹介されました。

コンフォルト186号の特集テーマは「気持ちいいサステナブル」。サステナブルなリサイクル建材を展開する弊社の「ecoRevo®」のほか、全国のさまざまな興味深い事例が紹介されています。

エコレボのリサイクルタイル「陶冶 / 暁 / カーパ」の記事は、コンフォルトのWEBサイトでも閲覧することができます。是非、ご覧ください。

私たちがこれから新たに活動を始めるとき、「それがサステナブルかどうか」を考えることは避けて通れない課題となりました。最新号のコンフォルト186号、特集テーマは「気持ちいいサステナブル」です。

巻頭は、自然の中に「もう一つの家を」を持つことをサブスクリプションサービスで全国展開する「SANU」。木造キャビンは極力、環境に負荷を与えないことに留意して、設計、デザインがなされています。「DLTHUT」もまた、自然豊かな場所に立地。エネルギーを自給できるこれからのオフグリッド住宅を先取りした建築です。そこで使われたのが、地域の製材所で生産できる木質建材。小さな規模で自律的に自然に向き合うことが心地良いという感覚は、「SANU」と通じるところがあるようです。

徳島県神山町の「大埜地の集合住宅・鮎喰川コモン」は、「サステナブル」を前面に出しているわけではありません。しかし、ひとつひとつの過程をていねいに積み上げ、時間をかけてつくりあげた空間は、長い目で見て、まさに「サステナブル」のお手本だといえます。

伝統構法のなかでは今回、「茅葺き」と「左官」に注目。長きにわたって引き継がれてきた技術は、驚くほど理に適っています。なるほど、と思う点がたくさんあり、実際に触れてみたくなります。茅葺きと左官を使った「花西海」、改修、解体が容易にできるマンションギャラリー「Proud Gallery Gotanda」にもご注目ください。

サステナブル建材の情報も充実しています。DLTパネル、組子パネル、自然素材の塗り壁材、高リサイクル率タイル、人工木デッキ材、リサイクル素材タイルカーペット、もみ殻・リサイクル材入り壁紙、アブラヤシ廃材の木質ボード、小枝や樹皮の鉢カバー、ステンレスのサニタリーアクセサリー。各企業に協力いただき素材を撮り下ろした誌面からは、SDGsを意識した10社の真剣度が伝わります。マテリアルコネクション東京のご協力で、海外のサステナブル建材情報も掲載しています。デザイン的にも洗練されたアップサイクル建材についても、詳細に取材しました。

特別企画として、石上純也設計で話題の「House & Restaurant」もたっぷりご紹介しています。有機的なフォルムは、未来的であり原初的です。

いまの時代に即した見どころ、読みどころいっぱいの号となりました。どうぞお手にとってみてください。

「CONFORT 186号 (2022年8月号)」紹介文より


【オンライントークイベント】茅葺き職人・相良育弥さんに聞く「古くて新しい『茅葺き』のしごと」に、弊社が協力いたします。

コンフォルト8月号発売記念として、2022年7月11日(月)に開催されるオンライントークイベントに、弊社が協力いたします。

【コンフォルト8月号発売記念 オンラインイベント】
茅葺き職人・相良育弥さんに聞く「古くて新しい『茅葺き』のしごと」
開催日時 2022年7月11日(月) 19:00~20:30
視聴料 無料
場所 コンフォルト編集部(アイシオール)
主催 建築資料研究社 / コンフォルト編集部
協力 長谷川萬治商店 / タニハタ / 笑緒一 / エクシィズ / LIXIL / 川島織物セルコン / サンゲツ / パナソニック ハウジングソリューションズ / ヤマテー / スガツネ工業 / マテリアルコネクション

茅葺き職人・相良育弥さんに聞く「古くて新しい『茅葺き』のしごと」

いま、茅葺きが静かに注目を集めています。

茅葺きといえば、古い民家のもこっとした屋根をイメージする方も多いでしょう。それが、いったいなぜ?その理由には、茅がサステナブルな素材であること、茅葺き自体にも循環するシステムができていること、そしてデザインの自由度が高く、モダンな建築とも相性がいいことなどがありそうです。

多くの建築家やアーティストと協働し、屋根に、インテリアに、そしてアート作品などにも施工している茅葺き職人の相良育弥さんをお招きし、茅葺きの現在、そして未来をうかがいます。


相良 育弥 (さがら いくや)

1980年神戸市生まれ。京都府美山町の塩澤実氏の下で5年修業。2008年、淡河かやぶき屋根保存会「くさかんむり」設立。2019年「株式会社くさかんむり」に改組。兵庫県神戸市北区淡河町を拠点に、空と大地、都市と農村、日本と海外、昔と今、百姓と職人のあいだを、草であそびながら、茅葺きを今にフィットさせる活動を展開中。平成27年度神戸市文化奨励賞、第10回地域再生大賞優秀賞、ジャパンアウトドアリーダーズアワード2020優秀賞受賞。

WEBサイト「雑誌 CONFORT」より